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研究開発

物性と音響特性

金属の物性

金属の振動により発生したエネルギーは木材と同様に、熱に変化すると音は伝わりません。
熱エネルギー変換による振動エネルギーの減少を内部減衰率 (tanδ)と言います。
tanδ の小さな材は、外から与えられたエネルギーが熱エネルギーに変換されにくいため、
音の減衰が遅く、共振がシャープで音響変換効率に優れます。
また、音響の観点から優れた材を選定する指針の1つとして、比ヤング率があります。
これはヤング率を密度で除した値であり、生じた振動の伝搬速度を表します。
生じた振動を楽器の振動板全体に速やかに広げるためには、伝播速度が速くなければならず、
その速度は、比ヤング率が高いほど速くなります。
上図 に、弦楽器に使用される代表的な金属の密度と比ヤング率を示します。

 

 

特許について

tokkyo1

 

【特許証】

特許番号:第5140786号

発明の名称:弦張力支持構造

登録日:平成24年11日22日

 

 

弊社では木材と金属の音響特性と物性を踏まえて、 GBS (Guardian Bridge System) を開発しました。
GBS 搭載楽器では木材の持つ振動吸収特性と、振動伝達が速く振動吸収が低い、超々ジュラルミン等の金属を組み合わせることで
音響的に優れた弦楽器になるように設計しています。
GBSを組み込むことで振動エネルギーロスを最小限に抑えつつ、
振動をすばやく楽器全体に伝播することが可能となります。
その結果、音の立ち上がりが良くなり、レスポンスに優れ、
ロングサスティーンを得ることができます。

 

また、複雑な形状の金属をネックに埋め込むことにより、木材にかかる負荷を極力減らした上で、

ネックの剛性を高めると共にチューニングの安定性を高めています。
さらにGBSではネックの剛性をコントロールすることで音の周波数特性が広くなるように設計しています。